スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」のような雰囲気の「九份」という街が台湾にあるというので、台湾観光のコースの中にいれました。
九份とは?
九份は台北からタクシーで一時間くらいの郊外にある観光地です。昔は9つの世帯しか人が住んでいなかったので、物資を分けるときに「9つ分」に分けたから九份という名前がついたと言われています。
1890年に金鉱が見つかって一時期ゴールドラッシュになり街は栄え、人口も3~4万人に増えますが、金が枯渇して1971年に金山が閉山となってからはまた静かな街に戻っていきます。
1989年に、台湾ではタブーとされていた二・二八事件を取り上げて大ヒットとなった「非情城市」という映画でロケ地になって再び脚光を浴びるようになって、最近では「千と千尋の神隠し」のモデルになったという話もあり日本人観光客にも有名な場所です。
そんな九份に行ってきました。
冬は雨と防寒対策が必要
まずは、ホテルで九份の情報収集です。九份は山の斜面にある場所で、台北と天気が違うので冬は雨対策と防寒対策をして行った方が良いそうです。
午前中は雨が降りにくいので午前中に行った方がオススメだとも聞きましたが、街の提灯に灯がともった夜の景色が見たかったので、夕方に着くように出発しました。
しかし、バスで向かったため1時間40分くらいかかってしまい、着いた頃にはすでに暗くなっていました。
そして、気がかりだった天気は雨。
バス停のすぐ近くの店に傘が100元(280円)で売っていましたが、バス停の近くは高いと思ってとりあえず屋根があるところを歩いてがまんしてましたが、結局どこでも100元だったので傘を購入。
バス停の近くにはセブンイレブンもあり便利です。
その近くには公衆トイレもあるので助かります。
かなり田舎なはずなのにすごく明るいです。
ごちゃごちゃした街で路地もたくさんあり、路地好きな自分としてはかなりテンション上がります。
セブンイレブンの脇の道に入ると両側にはびっしりと店舗が並んでいて活気があります。
お土産、軽食などの店がたくさんあります。
全体的に赤い感じの照明で雰囲気が良く、テンションが上がります。
何故か、こういう路地に惹かれてしまいます。
雨で路面が濡れているのが、幻想的できれいです。
「九份茶房」という築150年の石造りの建物を改装したお茶屋さんです。
おしゃれでレトロな雰囲気でお茶を楽しむことが出来るお店です。
展望台になっているところから下の景色が見えますが、あいにくの天気で霧が発生していてぼやっとしか見えませんが、逆に幻想的な雰囲気が出ています。
有名な細い階段の通りに出てきました。
ごちゃごちゃしていますが、とても良い雰囲気が出ています。
濡れた路面が明かりを反射してきれいです。
軒先に台湾ビールを発見しました。惹かれます。
多分、この辺が一番有名な場所で、ガイドブックとかに良く写真が載っているところです。
昔のバス停でしょうか? 渋いです。
お茶屋さんの入り口ですが、しゃれてます。
霧が光をぼかしていい味だしてます。
提灯がいい雰囲気を醸し出してます。
ちょっと疲れたのでお茶にすることにして近くにあった「九戸茶語」という店に立ち寄りました。
九份でお茶を楽しむ
犬が出迎えてくれました。3階建てで1階はお茶の販売をしていましたが、値段が高めだったのでちょっと見てスルー。
お茶か食事かと聞かれ、お茶だけと言ったら3階に通されました。2階は広めの食事用の階で団体客っぽい人もいました。
お茶はすべて200元(560円)。
日本だとしても少し高い金額ですが、まあ観光地で雰囲気も良くゆっくり出来るならと思って注文。
「クコの実とリュウガン茶」を注文しました。
これが、甘みがあって結構おいしい。
お店の提灯がきれいです。
窓からは有名な「阿妹茶酒館」とその前の広場も見えます。
晴れていて昼間なら海側の景色も見れるらしいですが、夜景がきれいなので十分です。
30分くらいゆっくりして店を出ると人が少なくなっていたので、持ってきた3脚を取り出して写真を撮ります。
人が少なくなったので写真を撮りやすかったです。
ガイドブックと同じような感じの写真も撮ってみました。
この写真は「千と千尋の神隠し」の油屋に少し似てますね。
お茶したり写真撮ったりのんびりしていたらだんだんと観光客も減ってきました。
まだ、夜の7時なのにすでに店は閉まり始めています。
土日の九份は込むと聞いたので、月曜日にしたと雨が降ったせいなのか結構すいていて観光しやすかったですが、人の流れを読んで帰らないと帰りのタクシーもなくなりそうで怖いです。
帰りはちょうどバスが行ってしまったのでタクシーで帰りました。
民宿もあるそうなので、次回はぜひ九份に泊まってみたいと思います。
実際の観光時間は2時間もいなかったと思いますが、十分に楽しめました。
九份に行くなら夕方から夜がオススメですよ!
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